料理を生み出す感覚。|WOOD MOON

料理を生み出す感覚。

2008年11月30日

私はよく皆さんから、『いつレシピを考えているのですか?』と聞かれます。
その答えは『考えてません』なんです。
???と思われるかもしれませんが、何を作ろうか考えると逆に出て来ないんだと思います。
いつ思いつくのかも全く分かりませんし、あまり意識していません。でもおそらく食材に触れている時が一番これ!って感じているのだと思います。でも、いろんな場面で料理に繋がる要素はたくさんあると思っています。
今日ある野菜はこれとこれ‥、食べてくれる人は‥、今日の天気‥などなど感じながら野菜を洗っていると、その時に一番ベストな料理がイメージされます。
そして実際に野菜を切ってみるとまたさらにイメージが明確になり、炒めたり焼いたり煮たり、調理が始まります。そしてその時その素材に一番良い料理が出来上がっていきます。
火の通し方、調味料配合のバランス、一番美味しく仕上がるタイミング。全てが自分の感覚を通して料理されていくのだと思います。
私も皆さんから質問されなければ、自分がどういう感覚で料理を生み出しているのか気にもとめなかったかもしれません。
ただ無心‥
振り返ってみたらやっていた。『こうなりたかった』と言っている料理された野菜たち。そして食べた人の喜ぶ反応を見て、私も嬉しくなるのです。
言葉にすると難しく感じられてしまうかもしれませんが、無意識にやっている事なんです。あえて言葉にするとこんな感じでしょうか、、。
だだ最近気づいたのは、自分を客観視してみると、料理している時はかなり、自分の世界に入っています。
みなさんに言われて初めて自分のやって来た事を意識する事が多い、今日この頃です。
月森

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